航空機整備の最前線に立つ

地上に降り立ったばかりの航空機を、最前線で迎える航空整備士。エンジンも冷めない巨大な機体に向き合い、すぐに次のフライトに向けた整備にかかります。パイロットからフライト中の状況を確認し、定められた項目をひとつひとつ確実にチェック。様々なスタッフとコミュニケーションをとりながら、すべての作業を限られた時間で行う航空機整備のプロフェッショナル、それがライン整備士です。整備を終えてパイロットに引き渡された機体は、お客様を乗せて次の目的地へ飛び立ちます。滑走路へ向かう航空機を送り出す時が、ライン整備士にとって誇り高い瞬間です。

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「安全・あんしん」な航空機の提供と次世代の整備士養成を担う 代表取締役社長 細見光徳

出発前の限られた時間の中で、確実かつ迅速な整備を行うライン整備は、航空機整備の最終工程といえます。当社は、ANAグループの中で航空機のライン整備を専門に担う会社として、ANA便が就航する全ての国内空港において、ANAグループが保有する全機種を対象に、出発前の最終点検や発生する不具合の修復等を担当しています。その責任を全うするために『作業安全・作業品質の確保が何よりも優先する』という価値観を全社員が共通し、お客様へ「安全・あんしん」な機材をご提供するために日々絶え間ない努力を続けています。
航空機の状況を的確に把握するために、パイロットやキャビンアテンダント、グランドサービススタッフなど、多くのスタッフとコミュニケーションを図り、正確な「Trouble Shoot(不具合探究)」を実施しなくてはなりません。また、様々な不具合に臨機応変に対応し迅速な整備作業を行うためには、自ら考え、行動できるプロアクティブな整備士が求められます。これらの技量を兼ね備えた人づくり、とりわけANAグループで培ってきたナレッジ、航空機と向き合う整備士としての想いを、脈々と受け継ぎ次世代を担う整備士を育成していくことは私どもの役割と捉えています。

3年にわたる長きコロナ禍を乗り越え、ようやく明るい兆しが見えてまいりました。苦しい日々が続きましたが、そんな中でもANAグループ便をご利用くださるお客様に安全運航を提供するため、運航品質の向上に取り組んでまいりました。これまで私達ANAグループを応援し支えてくださった全ての皆様へ深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
今後も社員一人ひとりが自分に託されたミッションをしっかりと実行し、日進月歩で進化を続ける航空機とともに一人ひとりが成長を続け、全てのお客様にご満足いただける「安全」で「あんしん」出来る機材を「定時」に提供するために、全社一丸となって確かなパフォーマンスを発揮してまいります。