航空機整備の世界へ、「安心」へのこだわり
私は高校生のころから青く広い大空を飛ぶ航空機にとても興味を持っており、進路を考えた時に自然と航空整備士になろうと考えていました。
格納庫での整備を主戦場とする「ドック整備」と、空港ターミナルにおいて出発する航空機を整備する「ライン整備」のどちらにするか迷いましたが、出発を控えた機体でフットワーク軽く対応するスタイルが自分の性格に合っていると感じ、ライン整備が出来るこの会社を選びました。
我々の仕事はお客様に「安心」をお届けする仕事だと思っています。「安心」はお客様に感じていただくものであって、単に「安全」な機体を提供するだけでは叶わないものです。これまでの先輩方が積み重ねてきた「安全」を我々も引き継ぎ、これからも高品質で安全な機体を提供し続けることでお客様にANAの「安心」を感じてもらいたいと思っています。
「ライン整備士」という仕事の楽しさ・やりがい
一便を安全にフライトさせるためには、パイロットやキャビンアテンダント、グランドスタッフ等多くの部署の方々とコミュニケーションを取りながら仕事をする必要があります。その中でも不具合を直すことができるのは我々整備士だけであり「頼りにされているな」と強く感じます。新人の頃は時間の無い中での不具合修復にプレッシャーを感じることもありましたが、自信を持って仕事ができるようになってきてからは「なんでもこい!」という思いでその時々の状況をある意味楽しめるようになってきました。
幅広い知識・経験を持ったオールマイティな整備士に
私は整備士としてまだまだ未熟だと感じています。年次的にも中堅ですが、航空機は奥が深くまだ私が経験したことのない作業はたくさんあります。そのような作業に積極的に挑戦することはもちろん、ライン整備士にとって不可欠である運航ダイヤや整備計画に関する領域の知識も深め、広い視点で全体を見渡して、周囲へ的確な指示ができる整備士になっていきたいと思います。
今後は国家資格と社内資格を拡張していき、ANAが就航している国内各基地や海外基地でのライン整備を経験し、それらの知見を活かして世界中を飛び回る航空機からの不具合情報を受け運航中のパイロットへアドバイスをしたり、到着地の整備士を支援する業務にも挑戦していきたいと考えています。
